宮下タケルのハンサムクッキング

男性モデルが作る美しくなるレシピの料理スライドショー

簡単でおいしい、腸の中から健康に美しくなっていくレシピです。山中湖のペンションでも喜ばれている料理ばかり。作るのも食べるのも楽しくて、その後の体の調子もすごくいいよ!

宮下タケル

Slide Show / Takeru Miyashita

2010年10月6日水曜日

月と蟹

道尾 秀介「月と蟹」
今回新作を早速読んだ。
主人公は小学生の男の子。
父親が亡くなり、母と共に義父の住む家で一緒に暮すことになる。
転校して友達もできない寂しい学校生活。その中で同じ転校生の一人の男子と仲良くなる。
二人は義父から教えてもらった不思議な場所で秘密の遊び場を発見する。
学校の帰り道二人はいつもここに来て二人だけの儀式をする。
あるときクラスメイトの女子と仲良くなり三人の秘密の場所になる。
その中で淡い恋心、子供の残酷性、子供から大人になる試練など、現実と理想を目の当りにして戸惑いながら傷つけあい現実を受け入れ少しづつ大人になろうとしている。

これを読んで、子供時代の自分が蘇ってきた。なんかやるせない、じっとしていられない気持ちだ。
やっぱり秘密の場所をつくったり、、遊びで昆虫、おたまじゃくし、カエル・・・いっぱい殺してしまっている。
すきな女の子に対してどうしたらいいかわからない、やるせなさ。
そうして少しづつ現実を理解して、いつの間にか大人になっていく。
今思うことはこういう経験をいっぱいすることが大切なんだなと思う。
遊びというものは絶対に必要だ。遊びの中で友情、恋などを育む。
確かにおれの小さいときは、年上、年下関係なく遊び、ガキ大将に泣かされたりもするけれどなにかあったときは守ってもくれる。そういう中で社会性も学ぶのだと思う。
今こうした遊びが無いことがいまの日本を作り出した一因の気がする。
子供は遊ばせる事だね。当然怪我もするし、心も傷つく。いっぱい傷つき痛みを経験させるんだ。
人間としてそれが大事だ。

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