宮下タケルのハンサムクッキング

男性モデルが作る美しくなるレシピの料理スライドショー

簡単でおいしい、腸の中から健康に美しくなっていくレシピです。山中湖のペンションでも喜ばれている料理ばかり。作るのも食べるのも楽しくて、その後の体の調子もすごくいいよ!

宮下タケル

Slide Show / Takeru Miyashita

2011年7月24日日曜日

黄色い星の子供たち


久しぶりに新宿武蔵野館に映画を見に行った。
ここの映画館はこだわりのある作品を上映している。
今回観にいった作品は「黄色い星の子供たち」
第2次世界大戦時のパリ。ドイツ統治下でユダヤ人は黄色い星のマークを胸に付けさせられる。
そんなある日ヒットラーの命令が下り、パリにいるユダヤ人たちは競輪場に集められる。ろくに水も食べ物も与えられず病気にもなる。そこに登場するユダヤ人医師があのフランスの名優ジャン・レノが演ずる。薬も医者の数も足りないと訴えるが、所詮ユダヤ人だと一掃されてしまう。そんな中消防士たちがやってきてドイツ軍に無断で皆に水を与え、皆からの要求のメモを渡されそのために奔走するが、すぐにまたドイツ軍の次の命令が下り、汽車の貨車に載せられ収容所に連れていかれる。
子供たちはそんな中でも元気に過ごすのである。しかしまた次の場所に移動命令が出る。まず大人たちだけが送られる。そこはもう最後の場所だ。つまりそこでガス室に送られて殺されるのである。親子が必死にしがみつくところを引き裂かれ連れて行かれ、まさにその時、一人の母は息子に「あなたは生きなさい。絶対に生きなさい!」と叫びながら連れて行かれる。
その少年はその収容所から脱走する事を決意し、実行する。
戦争が終リ、連合国の勝利になるが結局生き残った者はたった30人弱。
その生き残った人たちから聞いた話をもとに作られた、史実に基づいた作品だ。
俺も以前やはりこの時代の史実をもとに作られた作品の舞台に出演したことがある。
「ベント」と言う作品で渋谷のパルコ劇場で、夏の一ヶ月公演だった。
これはホモセクシャルが題材になっている作品だ。
演出家はアメリカ人のアクターズスタジオで教鞭をとっている、テリー・シュライバー。
ブロードウェイでは主役があのリチャード・ギアが演じている。日本では役所広司さんが演じた。
ホモセクシャルの人々も実は強制収容所に送られる対照の人々だったのだ。そのなかでホモだのなんだの関係なく人を愛するという究極の人間愛を描いた作品だ
俺と役所さんはキスを交わすシーンがあり稽古から本番まで何百回もしたのだ。女性よりも多くキスしていた記憶がある。
余談はともかく、映画を観て確かに涙は誘われるが、それよりも人間はなぜここまで残酷になれるんだろうかと憤りの方が大きかった。

今、世界中に大惨事が起きている。自国のことばかり考えてばかりではなく世界レベルで対処していかないところにきているのではないのだろうか。
グローバルな考えが今こそ人々を救う。

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