先日、こまばアゴラ劇場に劇作家北村 想の作品を観にいってきた。北村 想といえばうちの劇団は創立以来ずっと彼の作品を上演し続けてきた。オリジナル作品もいくつも書いてもらっている。
今回、想さんが「プロジェクトナビ」という劇団をやっていたときの初期のメンバー(小林正和)がこんかいの「アチャコ」の演出を手掛けている。彼はプロジェクトナビでは欠かす事のできない役者であった。現在は残念ながら解散してしまったが、こうやって頑張っている姿をみられたことは嬉しい限りだ。
作品はまさにエロだ。しかしこんなにいやらしくないエロははじめてだ。一人のポルノ作家、いや現在はアダルト作家とでも言おうか、つまりその作家と弟子たちの物語だ。真面目にそして一生懸命にエロに取り組んでいる彼らの姿が滑稽でもあり、悲哀に満ちている。
ではエロとはなんだ?人間の営みで一番純粋で本能に近い部分だと思う。人は本能に近いところを理性というもので抑えようとしていてる。なぜ?・・・知的、文化的な生活を送るためにそういう部分はいらないことなのか・・・・?つまり、動物的な行動は軽蔑してしまうのか?自分は人間であるという自負がそうさせているのではないか?人間だって動物なのだ。
この芝居を観て、素直に笑える人が本当の人間かもね!
まだ12日までやっているので観にいってください。
(問い合わせ)ユニットトラージ 070-6580-2540
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